こんにちは!今回は
暗記が苦手(嫌い)な中2の我が子が
数学の証明問題を暗記するようになるまで
どのように働きかけたか?という話です。
中2から習い始める数学の証明!!
苦手な子が多いのではないでしょうか?
証明には多くのパターンの型があるので
暗記は避けられないですが、ある方法で
子どものやる気を引き出すことができました。
暗記って意味あるの?
「暗記は、頭を使ってないから意味がない」
「考える力がつかなくなるんじゃない?」
「せっかく覚えても忘れたら意味がない」など
暗記に対してネガティブな声もあるかもしれません。
しかし、私は暗記には大きな意味があると思います。
教科書にある基本問題や模範解答の流れは、
むしろ「暗記してからがスタートライン」
だと考えています。
もちろん、天才的な子なら暗記なんて必要なく
初めから模範解答を超えるような
答えを導き出せるかもしれませんが、
そんな人、めったにいませんよね( *´艸`)
普通の子どもにとっては、まず
「お手本を覚える」ことが大切だと考えます。
それぞれのパターンで模範解答を覚えておくと、
「あの方法を使えばいいんだ!」と、
別の問題に出会った時に
解き筋を見出せるのではないでしょうか。
それには模範解答に何度か目を通しただけでは
不十分ですよね。
何も見なくてもスラスラ解答を話せるくらいに
完全暗記することが必須かと思います。
暗記した証明パターンが増えることは
「組み合わせて使うための知識の引き出し」
になっていくと考えています。
暗記によって「使えるスキル」を少しずつ増やし、
自信を持って応用力に繋げていける。
これが、私が暗記を重要視する理由です。
先日、子どもの志望校(公立)と、
受ける可能性のある私立の過去問を見たところ
やはり証明というのはしっかり出ますね!
一年後にこれらの問題をしっかり解けるように
今から解法のストックを
頭の中に増やしておきたいところです。
英語も古文も漢文も!
数学の証明に限らず、
英語の教科書の本文や国語の古文・漢文も、
まずは丸暗記するほうが習得が早いと私は思います。
(古いやり方なのかもしれませんが)
特に古文や漢文は当時の言語そのものなので、
覚えてしまえば、意味が分かれば
問題の設問自体は難しくなく
実は満点を狙える教科?とも言われたりしますよね。
決まった表現を覚えることで、独特の言い回しや
文法のルールが自然に身についてくるでしょう。
英語でも、教科書の本文を丸ごと暗記することで、
表現パターンや文構造が自分の中に蓄積され、
設問の答えにスポットライトが当たっているかのように
迷いなく選べたり
英作文を組み立てるときにも
使えるフレーズが思い浮かびやすかったり
私自信が、中高生時代に
この感覚を感じたことがあるのです。
まずは教科書本文を徹底的に覚えることで、
基礎が固まり、応用がきくようになる。
そうした意味で、丸暗記は学びの近道だと感じています。
いろんな教材に手を出しがちですが
やっぱり最後に思うのは
教科書しか勝たん!
のかもしれませんね( *´艸`)
暗記が苦手な中2が挑む「証明」
これまでのブログでも触れてきましたが、
うちの中2の子は「暗記」がとにかく苦手です。
⇩暗記が苦手な中学生のテスト勉強⇩
テスト勉強のときだけは仕方なく取り組むものの、
普段は自主的に暗記をしようとはしません。
絶対やらない!(笑)
しかし、数学の証明問題には覚えておくべき
典型パターンがいくつもあり、
どうしても暗記が必要になる場面が多いですよね。
数ⅡBまで先取りしていても「証明」は苦手!
うちの中2の子は
検定試験を受けるのが趣味みたいなもので
数検取得を進めるため、ゆっくりではありますが
数ⅡB(高2)を独学で進めています。
⇩やり終わりました⇩
⇩現在取り組み中です⇩
あくまで数学検定に受かることを目標に、
教科書レベルの範囲学習にとどめています。
⇩数検は準2級まで取得済です⇩
趣味のような独学スタイルなので、
苦手としている図形や証明はわからない問題は
深追いはせず華麗にスルー(笑)
得意な分野を中心に進めている状態です。
⇩数ⅠAはこのように進めました⇩
中2は証明デビュー。積み残さない!
しかし現在中2で、
いよいよ学校の授業でも証明が始まるかと思います。
定期テストで点数を取るためでもありますが、
これから数学という学問を積み上げていくために、
ここで少しの積み残しを許してしまうと
高校数学で苦労することが目に見えています。
そのため、証明に関しては
代表的な問題をすべて暗記してしまうくらいの勢いで
取り組んでほしいと思っています。
満点を取ったらお小遣いはNG?!
そんなとき、ふと目にした
「満点を取ったらお小遣いはNG!」
という現役東大生の家庭での取り組み記事。
満点を取ったこと自体を報酬とせず、
別の形でモチベーションを上げている
という話がとても印象に残りました。
暗記で「欲しいもの」をゲットする作戦
我が家では
テストで満点取ったらお小遣い!
というのはやってきてしまいました。
定期テストで
99点以下なら一円も発生しないけれど
100点を取ると一枚につき1000円
というお小遣いを与えています。
1点もミスしないことにこだわってほしい
一回一回のテストを大事にしてほしいという思いから。
ですがこの記事によると
その方法はあまり良くないとされていました。
その代わりにこれだけ暗記したお小遣い
というようにするといい
みたいな感じで書かれていたように思います。
我が家でもこれを真似して、
「証明を覚えたら願い事を一つ叶える」
というルールを提案してみました。
子どもに欲しいものがあったタイミングだったので、
すんなりこの「暗記ゲーム」に乗ってくれました!
お小遣い制度が無いのです
我が家では月額のお小遣いを渡していません。
昔は、渡していたこともあったのですが、
学年により、誰にいくら渡すのかややこしく
渡し忘れが多発したため、
まとめて請求されるのはしんどい・・・
つまり管理できなかったのです。私には(笑)
友達と出かける日など
お金が必要な日には、必要な額を渡しますし
(欲しいものではなく)必要と判断したものは
請求がある度に購入しますし
欲しいものは誕生日かクリスマスに手に入れば
子ども達は、あまり困っていないようです。
毎年、お年玉から少しは持たせるので
欲しいものは自分で購入することもあります。
とは言え、定期テストで設定した点数
⇩こんな感じで毎回、目標を壁に貼ります⇩
(480点以上、490点以上など)を実現したときに
願いをかなえたこともありますし
定期テスト100点が1枚につき1000円や
模試で成績上位になった時、
オール5の通知表を見せるなどして
祖母からお小遣いを貰ったりで
結構、溜め込んでいますよ( *´艸`)
完全暗記にこだわる!
まず、覚えてほしい証明問題を紙にまとめ、
暗記する期間を設定しました。
本人がしっかり覚えたという段階でテストを実施
一語一句間違いなく模範解答を再現できるかどうかを
私が厳しめにチェックしました。
少しのニュアンス違いもバツで
もちろん導く順序も正しく!
合同条件は一語一句でも間違えていたらやり直し
各問題集によって模範解答の表し方が少し違うので
助詞だけは、少し違ってもOKにしました。
(「より」「から」「ので」「よって」は不自然でなければセーフ)
本人は何度もやり直しをさせられるので
少しは拗ねつつも(笑)
「これを乗り越えたら欲しいものが手に入る」
というモチベーションで、
苦手な暗記に取り組むことができました。
⇩暗記の味方!レッドオレンジペン⇩
タッチペンを目指して
そんな中2の子どもが最初に欲しがったのは、
先が細いタッチペン!
スマホやタブレットでゲームをする時に
指で操作していたら
友達にボロ負けするというのです!
親からしたらどーでもいい理由です(笑)
中学生には高価な2,000円ほどのアイテムですが
「証明を2つ完ぺきに暗記する」をクリアすれば
ゲットできることにしました。
推し活のためサブスクの一ヶ月契約
タッチペンの成功体験に味をしめた我が子。
次に「U-NEXTの1ヶ月契約」という
リクエストをしてきました。
いいぞいいぞ!と思いつつも( *´艸`)
U-NEXTは少し高額で2000円ちょっとします。
推しの観たいライブ映像がU-NEXT限定配信
だというのでしかたがありません。
子どもの推し活は全力で応援しています!
推しは推せるときに推せ!!
推しができると人生が輝きだし
何事にも頑張るパワーがみなぎってきますからね
そこで今回は条件をレベルアップし、
「証明を4つ暗記」or「証明2つと英語長文1つを暗記」
の選択肢を与えました。すると子どもは、
英文よりも数学の証明を4つ覚える方を選び、
再び暗記ゲームに挑戦しました。
ちょうどこの頃
中2なので職業体験授業というので
1週間、学校には行かず
職業を体験させてもらう事業所へ出勤していました。
お昼休みの一時間が学校とは違い
やることがなくて暇だ!というので
この4つの証明を覚える時間に充てていました。
英語長文の暗記も視野に入れて
また子どもから願い事を言われたときには
今度は「英語長文の暗記」を
条件に入れようと考えています。
私自身、学生時代に
英語長文を丸暗記する勉強方法を試してみて、
文法が自然に身に付くのを実感したことがあるからです。
教科書の英文や読解用テキストの
長文を丸ごと覚えることで、
英語力アップも図れるのではと期待しています。
⇩長文暗記用に使用予定です⇩
ゲーム感覚で「暗記嫌い」を克服
苦手な暗記、証明問題で
何度も言い直しをさせられて
くじけそうになりながらも、
願いが叶うから頑張るというモチベーションが
支えになって頑張れているようです。
これは、数学や英語以外の教科にも
応用できるのではないか?と感じています。
反抗期中学生の興味を引く
思春期で反抗期の中学生。
扱いが難しい場面もありますが
中身はまだまだ子どもっぽい部分もあり、
興味をうまく引き出して
「本人の希望を叶えつつ、学力アップ」
もできる一石二鳥の方法。
これからも新しいアイデアが浮かんだら、
どんどん試して共有していこうと思います!
皆さんもぜひ、お子さんに合わせてカスタマイズしながら
暗記ゲームなり
勉強を楽しんでいきましょうね( *´艸`)
現在は英検準2級の面接練習!
本人も私も今回ばかりは受かるわけない!
残念だけど過去問点数が物語っているよね
と言っていたのですが、
なぜか本番に強く?運を味方につけ?
【英検準2級】にギリギリ通ってしまいまして
⇩中2英検準2級1次試験のスコア⇩
面接練習に必死です(@_@;)
また更新していきますね
お読みいただきありがとうございました。
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