初めての高校受験——
親としてもまったくの初体験。
何から始めたらいいのか分からず、
不安や疑問だらけの毎日です。
だからこそ、同じように
「子どもが初めて高校受験を迎える」
という中1・中2の保護者の方に、
少しでもヒントになればと思い、
私たち親子の体験を
ここに記してみたいと思います。
もちろん、地域によって
高校入試制度や見学のシステムは異なります。
ここでお伝えするのは、あくまでも
「私たちの住む地域ではこんな感じだったよ」
という一例として、
参考にしていただけたらうれしいです。
ちなみに私の高校受験は、
公立高校と私立高校を
それぞれ一校ずつ受験しましたが、
学校見学には行っていません。
リサーチ不足で知らなかっただけか、
そもそも見学自体がなかったのかは
わかりません。
入試当日に初めて現地に行き、
自転車置き場の場所などがわからず、
混乱したことを覚えています。
【高校見学】何年生から行けるの?
私たちの地域では、
公立高校の見学は
中学3年生のみが対象。
そのため、中2・中1のうちは
見に行くことすら
できませんでした。
一方で、私立高校については
学校によっては
中1・中2でも参加可能な
ところもあります。
他県の方にお話を伺うと、
公立高校でも中3以外の学年で
見学できる場合もあるようです。
5つの高校見学に親子で参加!
この夏休みから秋にかけて
公立3校・私立2校の
高校見学に行ってきました。
結果から言えば——
受験する可能性がある高校は、必ず親子で現地に行くほうがいい!
と強く感じました。
今回は、実際に訪れた中で
感じたことや気づきをまとめてみます。
公立高校編

公立高校入試といえば、
テレビや新聞でも話題の
「公立高校併願制」
が気になりますね。
現在でも多くの都道府県で
公立高校は単願制ですが、
確実に公立高校に行きたい場合、
わが子も「公立を2校
受けられたら安心なのに」と
親としては思ってしまいます。
第一志望にもしご縁がなくて
私立高校に行く場合、
遠くの私立高校に通うより、
第二志望の近所の公立高校に
行けた方が良いのでは?
という思いもあります。
併願制、つまり「公立併願制度」には
とても興味がありますが、
入試制度は各都道府県の
教育委員会の判断によるもの。
すぐに全国へ
広がるわけでは
ないのだろうな…と感じています。
これを詳しく知れたのも
⇩中高生新聞を読んだからです⇩
テレビのニュースでは
よく分からないことも、
中高生にわかりやすく
噛み砕いて解説してくれます。
写真も豊富で、内容も丁寧に
わかりやすく書かれている新聞です。
お勧めです。
小学生さんはコチラも(o^―^o)⇩
【偏差値2番手の人気校】
日程的にまず初めて
訪れたのが、
偏差値で言うと都道府県内で
2番手の学校です。
評判もよく、
期待値MAXで出かけたのですが…
実際に行ってみると「え?」の連続。
まず、学校までの道のりが
想像以上にしんどい。
子どもが
「これ、毎日はイヤかも…」とポツリ。
校舎に入ると、
快晴の日なのに中が暗く、
少し重い雰囲気。
節電で廊下の電気消してるの?
図書館もこじんまり。
進学校の図書館がコレなの?
先生方もやや無愛想で、
あまり歓迎ムードは
感じられませんでした。
子どもの感想はというと——
「生徒会の人は感じよかったけど、
学校紹介ムービーの
クオリティが低くて意外。
もう来なくてもいいかな。」
毎年人気の進学校でも、
実際に行ってみると
“わが家には合わない”こともあると痛感。
やはり
偏差値や評判だけで選ぶのは危険!
と感じました。
わが子が
「行きたくない」と
いうことがわかっただけでも、
この日は
大きな収穫でした。
【偏差値3番手の公立校】
次に訪れたのは、
都道府県内で三番手ではなく、
通学圏内で3番手にあたる高校。
ここは一言で言うと——
大歓迎ムード!
先生も生徒も明るく、
学校全体が
活気にあふれていました。
子どもも
「校則は厳しそうだけど、
生徒が楽しそうでいいね!」
と好印象。
私も
「この学校ならアリ!」
と思いつつ、
なぜか“うちの子がここに通う姿”が
全く想像できず…。
子どもも
「なしではないけど、
ありでもないかな」と、
少しモヤモヤ。
【トップ公立高校】(第一志望)
そして最後は、
子どもの第一志望校。
もう入った瞬間から
雰囲気が違いました。
校舎は明るくて清潔、
先生も生徒も笑顔で
挨拶してくれる。
説明会の内容も充実していて、
素晴らしい進学実績にもかかわらず、
時間の都合上、
学校独自の特色を紹介する時間を優先。
進学実績の自慢は一切なし。
その話題に触れずとも、
学校の魅力が
充分伝わる!
子どもは
「楽しい!絶対ここに通う!」と
目を輝かせていました。
部活見学でも、
先輩方がとても親切で、
その場で
「この部活に入る!」と
決めるほど。
小5の終わりから憧れていた学校を、
実際に見て
「やっぱりここだ!」と
再確認できたようです。
親のアドバイスなんていらない。
“子どもが毎日通いたいと思える学校”を
自分で感じ取ることが
大事なんだなと実感しました。
私立高校編
私立高校は受ける気が
なかったわが子ですが、
さすがに第一志望校一本では
当日何があるかわからず不安。
そこで、私立も1校受けてほしいと
説得したところ、
最後に紹介する難関私立高校なら
受けてもいいと子どもが言いました。
現在は過去問を一生懸命解いています。
やはり難関私立高校なので、
偏差値70を余裕で超えています。
普通に考えれば、
塾なしで受かるわけがない!という学校。
滑り止めになっていないので不安。
そこで、担任の先生に協力してもらい、
今の実力でも合格できるだろうという高校も
受けることになりました。
これで私立高校は合計2校、
見に行くことになりました。
私立高校の見学は、
miraicompass というサイトを経由し、
申し込みや予約表を印刷するなどの手続きを
両方の高校で行いました。
このサイトは、今後の出願にも使う
便利なサイトだと思います。
【適正校(併願校として人気)】
トップ公立を目指す子たちが
併願で受ける人気校です。
校舎も図書館も清潔感があり、
全体的にとても良い雰囲気。
ただ、少し遠いのがネックでした。
子どもは
「いい学校だけど遠い!
帰るのが遅くなると
やりたいことの時間が
取れない」と話していました。
どうやら「学校が近い」ことが、
うちの子にとって大事な条件のようです。
これも実際に見学に行き、
学校で授業時間などの説明を聞いて、
通学にかかる時間も踏まえ、
初めてリアルに
自由な時間がどれだけ残るかを
考えた結果です。
私たちが見に行った進学校は
どこも七限目の授業を設置していました。
ただし、学校によって違いがあり、
曜日が異なるところや、
週に2回のところ、3回のところなど様々。
部活に力を入れるために、
授業終了の時間を早めに設定している
学校もありました。
【難関私立進学校】
最後に訪れたのは、
誰もが知る超有名進学校。
(通学可能エリアが分かるため
学校名は出せませんが)
こんな有名な学校に
まさか行く日が来るとは
思っていませんでした。
しかし子どもが
「ここなら受けてもいい」と言い、
下見も兼ねて行ってきました。
まず驚いたのは、
生徒全員が校舎に一礼して
出入りしていること。
そして全員がほぼ同じ髪型。
月1回の“身だしなみ検査”があり、
かなり厳格です。
校則が厳しく礼儀正しいのは
素晴らしいですが、
子どもは
「思ってたのとちょっと違った、
窮屈かも…」と一言。
私も
「うちの子にはもう少し自由な
校風がいいのかも」と感じました。
進学実績は圧倒的!
でも内部進学生が多く、
高校受験組は入学後に追いつくための
特別授業を受ける仕組みだとか。
なるほど、だから結果が出るのか…
と納得しました。
一方で、部活動は実績重視で、
“実績のある子しか入部できない部活”も多く、
少し特殊な環境でした。
子どもは
「すごいけど、自分には合わないかも」
と冷静に判断していました。
「でも受験はするよ!
あの学校受かったって
言えるしね」と
子どもみたいなことを
言っていました。
ま、子どもなんですが(笑)
完全なる記念受験ですね。
偏差値や評判だけじゃわからない!
先ほど言い忘れましたが、
私立高校では二校とも
粗品をいただきました。
学校名が入った文房具や
普段使えるアイテムでした。
憧れの高校のグッズだったら、
受験生の勉強のモチベーションに
なるんじゃないかなと感じました。
見学を終えて感じたこと
今回、5校を見学して
思ったのは、
「思っていたのと違う!」
という瞬間が
たくさんあったということ。
偏差値・進学実績・評判だけでは
絶対にわからない。
実際に行って、空気を感じて、
そこに通う自分を
イメージできるかどうかが
何より大事だと感じました。
ぜひ、親子で現地に足を運んで
感じてみてください。
それだけで、受験への気持ちの
入り方もきっと変わります。
申し込み方にも違いが
うちの地域では、公立高校は
中学校を通しての申し込み。
私立高校は、親が調べて
自分で申し込みをするシステムでした。
人気の私立高校は、
説明会の予約をとることが
難しいことも今回知りました。
Mirai Compass 経由で申し込みをしたのですが、
最後に紹介した難関私立高校は、
夏休み中のオープンキャンパスに
申し込もうとしたら、
ウェブで入力中にどんどん枠が埋まり、
申し込みをすることすらできませんでした。
わが家では今回の見学で、
第一志望の公立高校
「やっぱりここに通いたい!」と
心から決意を新たにしました。
あとは、そこに向かって努力するのみ。
高校選びは“人気だから”ではなく“直感”で。
行って、見て、感じて——
それが一番の近道だと思います。
コメントDMお返事について
最近は、3人の子どもの学校行事や
進路関係の用事
テストや模試が多いこともあり、
ブログに書きたいこともたくさんあって、
執筆が追いつかず、たまっている状況です。
しかし、なるべくシェアした方が良いと思う
情報については、優先的に記事を
上げていきたいと考えています。
また、リクエストいただいている記事も
できるだけ早く投稿したいと思っています。
このブログにはコメント欄を設置していますが、
現在、お返事をする時間を捻出するのが
非常に難しい状況です。
PCを開く時間が取れないためです。
それでもコメント欄を閉じない理由は、
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ただ、10月のはじめから忙しい日々が続き、
そのお返事すらもできない状況です。
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「今日はDMをお休みします」と書く頻度も
増えています。
数日経っても私からの返事がない場合には、
ストーリーズで状況を確認していただけると
助かります。
そんな現状の中で、皆さまと気軽におしゃべり、
やり取りするのが難しい状況が
少なくとも11月20日ごろまでは続きます。
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、
ご理解・ご協力いただけると大変助かります。
第一子、第二子と分けながら
記事を執筆しています。
気になる記事からお読みいただけると
嬉しいです。



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