2024年の年末から、
親子で英検2級の勉強に挑戦してきました。
私にとっては約20年ぶりの座学。
中学3年になる子どもは、
定期テストや模試などで忙しい中、
できる限り時間を見つけて取り組んできました。
6月1日に英検一次試験を受け、
その後しばらくは
英検に関する記事を書く気になれませんでした。
というのも、手ごたえが全くなかったからです。
自己採点すらせず、英検のことを放置。
もちろん二次試験の面接練習など
一度もしていませんでした(@_@;)
中3の子どもは「100%落ちた」と言い、
私も「五分五分、いや落ちただろうな」
と感じていました。
そんな試験の結果をお話して行きますね。
まさかの一次試験合格!中3の結果

結果速報を確認すると驚きの結果が。
まず中3の子ども、なんと合格していました!
スコアはギリギリでしたが、まさかの結果でした。
以下、スコア詳細です:
- 総合スコア:1559 / 1950(合格基準:1520)
- 英検バンド:G2+2
- 各技能スコア(650点満点):
- リーディング:505点
- リスニング:558点
- ライティング:496点
ギリギリ合格!中3の素点は?

英検の場合スコアで表されることが多くて
詳しい配点なんかが発表されていないので
いまいちピンとこないんですよね!
その点、素点というのは
例えば、語彙や長文のリーディング問題
30問中で何問正解していたか
というような目安なので
普段、過去問を解いている人にとって
もしかしたら参考になるかなと
思ったので残しておきますね!
- ギリギリ合格した素点は?
- リーディング:18 / 31(58%)
- リスニング:23 / 30(77%)
- ライティング:20 / 32(63%)
一桁だったリーディングの点数を上げた理由
中学3年生の子どもは暗記がとても苦手で、
半年という限られた期間で
語彙問題の正答率を上げるのは非常に難しい状況でした。
そんな中、リーディングの中でも
特に長文読解がまったく得点できないことに
疑問を感じ、ある日、
子どもの解き方を観察してみたところ、
「これでは正解できないのも当然だ…」と納得。
そこで、長文問題の解き方を提案し、
それを実践してくれたことで、
長文読解の得点力が少し向上しました。
⇩提案した長文読解の方法はコチラ⇩
結果的に、本番では
過去問でなかなか取れなかった
18点を出すことができていました。
また、リスニングでも大きく助けられました。
ライティングについても、
使用した教材の方法を信じて、
ひたすら練習を積み重ねたことで、
なんとか得点につなげることができました。
しかし、これまで英検2級の
合格スコアについて調べてきた中では、
「もっと高いパーセンテージの得点が必要」
といった情報が多く見られました。
そのため、今回の点数で
ギリギリでも合格できたのは、
もしかすると過去問とは一味違った難しさが
今回の試験にあったからでは?と感じています。
ですので、
「この得点で合格してるから大丈夫」
という基準にはせず、あくまでも一例として
参考程度にとどめておいてください。
私も合格していました

中3の子が受かっているなら、もしかして?
と思いながら結果を見ると、
私も合格していました!
- 総合スコア:1632 / 1950
- 合格基準:1520
- 英検バンド:G2+5
- 各技能スコア:
- リーディング:563点(84%)
- リスニング:548点(73%)
- ライティング:521点(69%)
- 素点は?
- リーディング:26 / 31
- リスニング:22 / 30
- ライティング:22 / 32
リスニングでは中3の子に負けました(笑)
ライティングも不安でしたが、
なんとか乗り越え、
リーディングで思いのほか得点できたのが
合格に繋がったと思います。
中学生が無課金で英検2級に合格するには
うちの子は、五教科の中で
英語が一番苦手だと言っています。
英検3級、準2級も
ストレートで合格してはきましたが、
毎回スコアに余裕はそれほどなく、
「やっと合格」といった印象でした。
そんな状態で、「英検準2級プラス」を飛ばして
英検2級合格を目指すというのは、
正直なところ無謀なのでは?と思いました。
それも、塾や通信教育、
英検専門塾に通うわけでもなく、
完全に無課金・独学で挑戦するには、
「どうやったら可能なんだろう?」
と考えるようになりました。
そんなときに思ったのが、
「私も一緒にやればいいのかも」ということ。
英語を教える自信はありません。
でも、「子どものライバルにならなれるかもしれない」と思ったんです。
ちょうどこのタイミングで
子どもの友達のママさん(憧れの存在)が
英検準一級を取得された
と聞いたことも背中を押してくれました!
中学3年生という時期もあり、
少し反抗期が始まっていて、
「親なんて大したことない」
「私には負けたくない」
という気持ちがどこかにあるようでした。
だったら、一緒に勉強して、
悔しさや負けず嫌いの気持ちを刺激として、
うまくゴールに向かって進んでいける
のではないかと考えたんです。
本当は、身近な友達がライバルとしていてくれるのが
一番いいのですけどね( *´艸`)
でも、通っているのは公立中学校。
周りには勉強熱心な子がそれほど多くなく、
中3でも英検3級を持っている子がたまにいるくらい
切磋琢磨できる環境ではありませんでした。
主婦は勉強時間をどう捻出するのか…

一方で、私自身は勉強なんて20年振り!
正直なところ座学の勉強はとても新鮮。
とはいえ、日々の生活の中でいきなり
勉強時間を確保することには苦労しました。
日中は子どもたちが話しかけてくるので、
リスニングは到底無理!!
集中して過去問を解くこともできません。
そのため、主に子どもが寝静まった夜や
早朝に過去問を解くようにしていました。
早朝に過去問を解いて、日中、子どもたちが
学校に行っている間に答え合わせをする
それと、
小1の末っ子の登下校見守りで
毎日歩いている時間が長いので
小学生たちを学校まで送りとどけた後
帰り道はイヤホンで英語の友アプリの
英検過去問のリスニング音声を
聞きながら歩いていました。
毎日1回分の過去問のリスニングを
聞く生活を続けていたので
過去問に関してはだんだんと
聞き取れる耳になったことを実感しました
——そんな生活を続けていました。
私は決して勉強が得意ではありません。
何度も「やめたい」と思いました。
でも、子どもに見られていると思うと
引くに引けなくて…
試験直前には自信がなさすぎて
「逃げ出したい」と思いましたが、
受験料ももったいないし(笑)
なんとか踏ん張って受験してきました。
大人になってから、検定や試験に向けて
勉強をする機会はほとんどありませんでした。
ここ15年は子育てしかしてこなかった
そういう意味でも、今回の経験は
私にとって非常に貴重なものでした。
親子勉強で感じたメリット
そして、試験勉強の大変さ、
勉強を続ける辛さを一緒に経験することで
毎日当たり前のように勉強している
中学生の子どもたちのことを、
より一層、尊敬するようになりました。
親子で一緒に勉強するというのは、
うまくいかないことも多いかもしれません。
でも、我が家の場合は、結果的に
良い状態で試験を迎えることができました
子どもにとっては
迷惑だったかもしれないけれど(笑)
私は楽しかったです( *´艸`)
子どもが一緒にやってくれたから
乗り越えることができました。
過去問の取り組みと点数推移
私たちが過去問に取り組んだのは、
12月24日~試験前日5月31日まで
やってきた過去問の回数は以下です
⇩過去問を始めたころの点数記録⇩
試験までに過去問を何回といたか

- 中3の子:半年間で過去問35回分
- 母:半年間で過去問44回分
【中3】過去問の最低点と最高点は?
中3の子はリーディングが特に苦手で、
最低点は8点/38点中を何度か記録。
リスニングは11点/30点が最低でした。
逆に最高点は
リーディングが21/38点で
リスニングが25/30点でした
平均点はリーディング10点前後、
リスニング16〜17点だったので、
もちろん両方で
合格しそうな点数を取ったことは
一度もないまま試験当日を迎えたので
今回の合格は本当に驚きでした!
【母】過去問の最低点と最高点は?
私は、ラスト10日は不安すぎて
毎日早朝に過去問を解きました。
最低点はリーディングが23/38点
リスニングが14/30点でした
最高点はリーディング37/38点、
リスニング30/30点でしたが、
やりすぎて答えを覚えてしまい、
高得点が取れるようになっただけで
相変わらず自信はなく
初見問題である本番はオロオロしました。
英検2級一次試験対策で使用した教材

中学生は学校の勉強が忙しいのに加え
夜21時には寝る我が家のルールを守るため
私たちは、使用する教材を
できるだけ絞って使うと決めました。
主に使ったのは以下の教材です
▼英単語

- 『出る順パス単 英検2級』
- サイズが小さいのでポーチに入れて持ち歩き、子どもの送迎待ち、病院の待ち時間など隙間時間に使用。
- アプリ『英語の友』
- パス単の無料範囲内で、毎日30問の単語テスト+スピーキング10問。
▼文法・総合対策

- 『英検2級をひとつひとつわかりやすく。』
- 見開き1ページ完結で基礎固めに最適。
▼英作文対策

子どもが英検準2級を受けたときに
ライティングで新しく導入された
Eメールの英作文に対応するために
購入したこちらのシリーズ!
端的で非常に分かりやすい!と
子どもがえらく気に入りまして
2級でも英作文はこちらのメソッドに沿って
勉強しようと決めていました
『英検2級 英作文 合格点突破の極意』
『英検2級 要約 合格点突破の極意』
の2冊を購入
正直、お値段の割にページ数が少なめで
内容も割とスカスカとしていて
他教材に比べお得感はないかもしれませんが
やはり今回も
いきなり英作文がかける雛形
が用意されていたので
それを信じてひたすら
言われた通りに書く練習で力がついた実感あり。


▼過去問題集

- 過去問5冊分(2018年度、2020、2022、2024、2025)
- かぶりを除き約28回分収録。
- 旧形式も含めつつ、2025年度版で新形式も体験。
- 2冊ずつ購入で語彙問題は赤シート暗記用にカスタム。
- 音声サービスが切れている旧版はCDを別途購入。
古い過去問はフリマサイトで
購入するなどなるべく節約しました

準会場受験で費用を節約

受験料は以下の通りでした:
- 本会場:9,100円(2級)
- 準会場:6,900円
英検ほど、本会場と準会場で
料金が違う検定もないと思うんですが
もちろん準会場受験を選択したため、
親子2人で4,400円の節約になりました。
住んでる地域では数検は
準会場が近くになく、本会場受験ですが
英検は準会場がたくさんあるので
本会場よりもアクセスがいいのもあって
最近では迷わず準会場です!
きっとお近くでもどこにも属さない
個人を受け入れてくれている
準会場があると思います
一度検索してみてください!
受験料金が大幅に安くなるかもしれません
まさかの合格からの焦り…
完全に落ちたと思っていたため、
6月2日以降は自己採点すらせず
一切英語の勉強をしていませんでした。
面接対策の教材すら未購入!
慌てて短時間で効果が出そうな教材を探し
注文!本日届く予定なので、
また実際に使ってみて感想も
書いていきたいと思います。
⇩購入したのはこちら⇩
ラスト1日でっていう
パワードに惹かれましたよね( *´艸`)
もう私たちには10日で~とかじゃ
間に合わないと思ったんです(笑)
次回、独学ライティングの添削
この記事では主に、
英検2級一次試験までの取り組みと
使用教材を紹介しました。
次回の英検2級関連記事では、
- 過去問の「直し」にかけた時間と工夫
- 独学でのライティング添削の方法
について写真を交えながら詳しく紹介予定です。
同じように独学で英検に挑戦する方や、
親子で勉強されている方の少しでも
参考になれば嬉しいです。
興味のある方は、ぜひ次回の
英検二級関連記事も
読んでいただけたらと思います。
お読みいただきありがとうございました

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