今回は、中学3年の子どもと母が
親子で英検2級を受験し、
合格できた体験談をまとめました!
一次試験のライティングや
二次試験の面接対策に使った教材、
勉強の工夫などをご紹介します。
「塾なし」「完全独学」でも
私は9か月、中3は7か月の
準備期間で合格できたので、
これから英検2級に挑戦される方の
参考になれば嬉しいです( *´艸`)
二次試験(面接)の結果とスコア
1次試験の結果は
⇩コチラで既にお伝えしていますので⇩
過去問を何回解いてきたかとか
その中での最高点、最低点とか
よくこんなんで受かったな⁈と思われるかも
まだの方はぜひ先にお読みください( *´艸`)
さて、本記事まずは、面接結果から。
今回、中3の子どもも私も
面接の手応えがなかったのですが、
ギリギリながらも合格!
本当に信じられませんでした。
中3の面接のスコア

総合得点:2028/2600点
面接(650点中):469点(合格基準 460点)
面接がホントにギリギリの合格でした!
面接の各評価

- Reading(音読):4 / 5
- Q&A(応答力):15 / 25
- Attitude(態度):3 / 3
3級、準2級に続いて
3回目の面接だった中3の子は
この後で紹介する面接本を1回読んだ後
「あ、もうこれイケるかも!」
と、ナゼか自信満々でした。
母の面接のスコア

- 総合得点:2120点
- 面接(650点中):488点(合格基準 460点)
面接の各評価

- Reading:3 / 5
- Q&A:19 / 25
- Attitude:3 / 3
中3も母もAttitude(態度)が満点だったのは
この後に紹介する本に書いてあったまま
やったからです( *´艸`)
これだけでアティチュードは満点取れるんだ!
と目からウロコでした
面接当日の様子とハプニング

面接当日はとにかく緊張していました。
(母だけ。中3は全く緊張せず)
前日は具合が悪く一日中寝込み、
当日の朝もギリギリまで寝込んでいたほど。
会場に着いて受付をすると、
付き添いの保護者と間違えられて
「保護者シール」を渡されるというハプニングも。
そして意外だったのが、
受付した順に面接が始まったこと!
受験番号順だと思っていたので、
会場に早くついていたのに
受付を開始してからも混雑を避けるため
のんびりしていました( *´艸`)
少しでも早く受付をすませた方が
早く帰れるということを後で知りました。
あくまでも私たちの会場ではそうだった
という話なので参考程度にお聞きください
受付順に通された待合室で
中3と私は隣同士に座っていましたが、
私たちの会場では面接室は3部屋あり、
もちろん隣り合う順で座った
私たちの面接の部屋は別でした。
なんと!
中3の面接官はバリバリのネイティブの方で、
入った瞬間、めちゃくちゃ緊張したそうです。
一方私は、日本人の優しそうな女性の面接官で、
緊張が少しほぐれました( *´艸`)
実は、面接前の待合室では
最初は私が先に座っていたのですが、
あまりにも緊張していて、
「あなた先に行ってよ!お母さんは後がいい!」と
中3の子と順番を交代したんです(笑)
もし順番を交代していなかったら、
私がそのネイティブの面接官に当たっていた!
あのとき交代しておいて本当に良かった〜!
と心の底から思いました(笑)
面接での失敗と面接官のリアクション
私の面接の流れはこんな感じでした
- 音読(大問1):落ち着いて読めた
- イラスト説明(大問2):中1レベルの語彙で何とか対応
- 意見を述べる(大問3,4):用意していたテンプレを読み上げるだけで精一杯
大問1の英文の音読は、
まあゆっくり落ち着いて読めたのですが
5点満点中の3点。
2点も減点されているんですね。
中3のリーディングは4点取れてるんです
かなり納得がいかないんですよね!
だって家で音読練習をしていたときは
単語の発音に関しては、
正直言って私の方が上手だったと思うんです。
うちの中3の子は早口で、
何を言ってるか聞き取りづらいくらいだったのに
…まさかの負け!(笑)
「なんでかな?」と後から考えてみたんですが、
私は本番中、絶対に間違えないようにと、
音読のカードを指でなぞりながら読んだんですね。
それが、もしかしたら面接官には
自信がなさそうに映ってしまったのかも…と、
今振り返ってみて思っています。
そして最大の失敗は、大問4で、
テンプレを間違えて途中まで
大問3で用意していたものを話してしまい、
慌てて修正したものの文の意味がめちゃくちゃに…。
その時、面接官はふと天井を見上げておられて
笑いをこらえていたのか、困っていたのか…
なんとも言えない表情をされていて、
「あ…これはやっちゃったな」
「これは落ちたかもしれない…」と、
半分あきらめモードで帰宅しました。
面接対策で使用した教材
まさか一次試験に通ると思っていなかったので
正直、面接のことまで考えていませんでした
一次試験が通ったとわかった日
すぐにAmazonで購入したのがこちらの本
(なぜかAmazonでしか売ってませんでした)
📘『英検2級 面接・瞬殺!ラスト1日で合格の究極奥義』

とにかく時間のなかった私たち親子にとって、
分厚い面接本に取り組む余裕はありませんでした。
正直、難しい内容の本を読む気力すらなくて…。
でもこの本は、
どう戦えばいいのか分からなかった私たちにも、
“これならできるかも”と思わせてくれる一冊でした。
迷わずこの通りにやればいい、
という明確な道筋を示してくれていたのが
本当にありがたかったです。
⇩おすすめポイント⇩
- 定型文がしっかり載っていて、時間がない中でも「これだけ覚えれば大丈夫」という安心感
- 特に大問3, 4の答え方のテンプレは秀逸
- 分厚くないから挫折しにくい
もしこの本を読んでいなかったら
私たち親子の合格はなかったです!
他にも、YouTubeで
ニック先生の面接動画(全5回分)
を親子で見て練習しました。
柔らかい話し方でとてもわかりやすく、
今回も楽しく練習できました!
(3級からお世話になっていました)
一次試験の素点くわしく
一次試験の合格速報で確認できたのは、
リーディング・リスニング・ライティングの
3つに分けられた素点のみでした。
⇩このような感じです(中3)⇩
リーディング:18 / 31(58%)
リスニング:23 / 30(77%)
ライティング:20 / 32(63%)
しかし、受験票と一緒に送られてきた
一次試験の成績詳細には、
各大問ごとの得点が記載されていたので、
次からはそれをもとに詳しくご紹介していきますね。
中3の1次試験スコア(素点)詳細

- 語彙空所補充(大問1):8/17
- 長文語句空所補充(大問2):3/6
- 内容一致(大問3):7/8
- リスニング1部:12/15
- リスニング2部:11/15
成績の詳細を見て驚いたのは、
中3の子が過去問の練習のときよりも大問1で、
さらに、長文読解の大問2や大問3でも、
良い点数が取れていたことでした。
母の1次試験スコア(素点)詳細

- 大問1:14/17
- 大問2:4/6
- 大問3:8/8
- リスニング1部:12/15
- リスニング2部:10/15
一方、私の方は練習のときよりも
リスニングが全然聞き取れず、
点数もイマイチな結果でした。
一次試験 英文要約(大問4)素点と勉強法
2024年度からの試験リニューアルにより、
英検2級ではライティング意見論述が大問5に移動し、
新たに大問4に「英文要約」の問題が追加されました。
そこで大問4・英文要約について、
私たち親子の得点と勉強方法を
詳しくご紹介していこうと思います。
要約文 中3の素点

- 内容:1 / 4
- 構成:2 / 4
- 語彙:2 / 4
- 文法:2 / 4
スコアだけを見ると、内容が4点中1点など
良い点数には見えないかもしれません。
ですが、私たちは今回、
英文要約という形式に初めて取り組んだ状態で、
最新の過去問にもまだ2回分しか
要約の問題が掲載されていませんでした。
そんな中で、要約文の勉強用に購入した
薄い1冊の本(この後ご紹介します)に
とても助けられ、ごく短い練習期間にもかかわらず
ほぼ半分の得点を取ることができました。
もしこの本がなければ、私たちの力だけで
ここまで得点することは難しかったです。
要約文 母の素点

- 内容:1 / 4
- 構成:3 / 4
- 語彙:2 / 4
- 文法:2 / 4
同じ本を使って、同じように、
ほぼ同じ回数だけ練習してきたので、
きっと全く同じ点数になるだろう
と思っていたのですが、なぜか構成の項目で
中3より母の方が1点高かったんです(笑)
📘『英検2級 要約 最速で合格点攻略の極意』

⇩おすすめポイント⇩
- 三段落構成に合わせたテンプレートが非常にわかりやすい
- 中学生が独学でやるにはちょうどいい内容
- 高得点向けではないが、“合格点”を取るためには最適
こちらの本のシリーズは、
子どもが英検準2級を受けたときに、
ライティング(メール文)の解き方を学ぶために
購入したものです。
この本で爆速で書けるようになった経験があり、
とても信頼しています。
なので、英検2級でも
「今回もこの本を絶対使おう!」と、
⇩迷わず活用させてもらいました⇩

私たちのスコアを見てもわかるように、
決して高得点を取れたわけではありません。
ですが、限られた時間の中で、
確実に半分の点数を取らせてくれたことは、
今回の合格に大きく貢献してくれたと感じています。
この本にも書かれていましたが、
パラフレーズ(言い換え)ができると、
さらに点数が伸びると思います。
ただ、私たち2人には、
その力を習得するための経験値も時間も、
今回は足りませんでした。
英作文(大問5)の点数と教材
大問5は、これまで通りの
意見論述のライティングですね。
子どもは、英検3級と準2級でも経験していたので
ライティングにはある程度慣れていましたが、
母である私はというと、
高校時代に英検3級を取って以来、
まったく勉強しておらず、
初めてライティングを勉強するような感覚でした。
意見論述 中3の素点

- 内容:3 / 4
- 構成:3 / 4
- 語彙:4 / 4
- 文法:3 / 4
先ほどの要約文に比べて、
意見論述では高得点を取ることができました。
要約文は、まだ新しい形式で
問題サンプルが非常に少なかったのに対し、
意見論述はこれまでも
ずっと出題されてきた形式なので、
たくさんの過去問を使って練習できたことも、
得点につながった大きな要因だと思います。
意見論述 母の素点

- 内容:3 / 4
- 構成:4 / 4
- 語彙:4 / 4
- 文法:3 / 4
構成と語彙で満点が取れたことに驚きました
私たち親子がやったことといえば、
本のとおりに雛形に当てはめながら、
過去問の英作文を繰り返しただけです。
📘『英検2級 英作文 最速で合格点攻略の極意』

⇩おすすめポイント⇩
- 各段落ごとの構成と文型、使うべき語彙が明確
- テンプレ暗記で確実に合格点が取れる
- これだけで「合格に必要な文章力」が身につく!
私たちは、自分たちの頭で
オリジナルの英文を考えることは一切せず、
この本の雛形にひたすら当てはめて、
文章を作成する練習を行いました。
もちろん、英語力を総合的に高める
という観点から見れば、
このやり方がベスト
とは言えないかもしれません。
ですが今回は、高校受験が目前に迫る中、
できれば一発で合格したいという目的があり、
時間をかけず、雛形に当てはめることで
方法を限定し、安定して点数のとれる文章を
書けることを目指しました。
同じように
「高校受験のために、英検2級の合格が必要」
という中学生に、
⇩ぜひおすすめしたい一冊です⇩

独学でライティング添削した方法
大問4・大問5のライティング練習は、
基本的に本のとおりに進めてきました。
ただ、完全独学の私たちには
添削してくれる先生がいません。
とはいえ、何の確認もせずに進めるのは、
方向性が合っているのかどうか不安でした。
そこで、今どきのやり方にはなりますが、
AIを活用してライティングの
添削のようなことをしてきました。
あくまで私たちなりの方法ではありますが、
どのように活用していたのかを
ご紹介してみようと思います。
ライティング添削の手順はこちら

過去問のライティングを書いたら、
Googleレンズで画像→テキスト化
そのままGoogleで翻訳をしてくれるので
それを確認するだけでもいいのですが
今回さらに取り入れたのが、
LINEのAIチャットくんによる文法ミスの指摘です。

先ほど、Googleで自分の書いた英文を
テキスト化し、それをコピーして…
そのままLINEのAIチャットくんに貼り付けて、
➀ 翻訳して
➁ 文法の間違いを教えて
と指示すると
数秒でフィードバックがもらえます!
もちろん完璧ではないですが、
添削の目安や方向性の確認には十分でした。
今ならChatGPTのスマホ版アプリもおすすめです!
このようにAIをうまく活用すれば、
無課金でも自宅でライティング添削に
近いことができることがわかりました。
これからはAIの影響を避けられない時代、
つまり私たちがAIを使いこなして
いかなければならない時代になってきました。
親子でAIの使い方を模索する、
良い機会になったのではないかと思います。
英検2級に一発合格できた教材まとめ
- 『英検2級をひとつひとつわかりやすく。』
- 『出る順パス単 英検2級』
- 英語の友アプリ(出る順パス単と連動)
- 『英検2級 面接 1日から合格』
- 『英検2級 英作文 最速で合格点攻略の極意』
- 『英検2級 英文要約 最速で合格点攻略の極意』
- 英検公式過去問5冊(2018, 2020, 2022, 2024, 2025年版)
⇩私たち親子を合格に導いた教材たち⇩




最短合格を目指す教材の使いかた
年度の古い過去問については、
音声データの配信サービスが
終了している場合もあるため、
リスニングCDを別途購入する必要があります。
ですが、フリマサイトなどを活用すれば、
比較的安く手に入ることも多いので、
ぜひ探してみてください。
そして、過去問演習に時間をかけて、
本番に慣れておくことをおすすめします。
今回の私たち親子の勉強では、
基礎の問題集は『ひとつひとつわかりやすく』
のたった1冊に絞り、
あとは英単語と、ひたすら過去問演習に集中しました。
このように、母が約9カ月、中3が約7カ月
と短い準備期間で一発合格できた要因は
まさにこのシンプルな
戦略だったのではないかと思っています。
時間のない中高生の皆さんへ。
いろいろな問題集に手を出すよりも
とにかく過去問演習をたくさん繰り返す!
そんなやり方も、意外と効果的かもしれません。
マジで難しい。でも、あきらめないで!
正直に言います。
英検2級、めちゃくちゃ難しかったです。
何度も「無理」「やめたい」と思いました。
でも、あきらめず、地道に過去問を繰り返し、
短時間でもできる勉強を積み重ねた結果、
親子で一発合格できました!
中高校生の皆さん、ぜひ挑戦してみてください。
ギリギリでも合格は合格です!
この記事が少しでも励みになれば幸いです。
英検の勉強が一区切りしましたので
次回からは高校受験生の勉強ルーティン
についても書いていく予定です。
ぜひまたブログに遊びに来てくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました


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