勉強が苦手で通級に通う小3姪っ子の
学習サポート10回目の記録です。
読解ドリルでは、
大人が聞く姿勢に徹することで、
内なる言葉がどんどん引き出されていく
という新たな気づきがありました。
また、国語の教科書を使い、
音読をしながら意味を確認し、問いかけながら
じっくり進める学習法も取り入れました。
計算ドリルでつまずいたときには、
問題文を簡略化したり、
姪っ子にとって身近な内容に置き換えたり
理解を深める工夫を書きました。
計算ドリル2年下→3年へ
この日の計算ドリルは、2年下巻のまとめ問題。
難しかった問題は文章題でした。
例えば【青い色紙が96枚あります。
赤い色紙は青い色紙より6枚多いです。
赤い色紙は何枚ありますか?】
足し算なのか引き算なのか、掛け算なのか、
どの計算方法を使えばいいのかがわからず、
説明しても理解してもらうのに
様々なアプローチを試しました。
文章題につまづいて試行錯誤
結局、どうやって乗り越えたかというと、
「96枚」という大きな数字が想像しづらく
難しく感じる原因だと思い、
【姪っ子ちゃんは飴を5個持っています。
お友達の飴は姪っ子ちゃんより2個
多いです。お友達の飴は何個ですか?】
と、数字を簡単にして、
登場人物を自分とお友達に変えて説明しました。
しかし、それでも理解が難しかったので、
元の問題文に戻り、算数ボックスに入っている
数え棒を使って説明しました。
やはり、視覚に訴える方が姪っ子にはわかりやすいようで
「あー、わかった!赤い方が多いんだ!足し算か!」
と、最終的には理解してくれました。
しかし、こういった問題に慣れないと、
次にまた似たような問題に出会ったときに
自力で解くのは難しいだろうと感じました。
反復が必要ですね。
計算の工夫のメリットを教える
次に、三つの数の足し算の問題です。
これは工夫をして解く問題で、
カッコをつけてキリのいい数字を作り、
そこから残りの数を足すことで
計算を楽にするというものです。
しかし、後半の問題で
三つの足し算の順番を変えて工夫する
というパターンが自力では難しかったため
「これとこれを先に計算すれば10になるから、
計算が簡単だよね!」と説明して解きました。
普段から工夫をして、
なるべく楽に計算する習慣をつけるように、
これからも見守っていく必要があると感じました。
2年の算数までローラー作戦が終了
そして、とうとう2年の計算ドリル下巻を
終了することができました。
3年の上巻に入ったところで、
この日の学習を終えました。
「私、2年までできるようになった!
やっと3年の勉強ができる~!」
と、姪っ子も喜んでいました。
これまで1年の計算ドリル三冊と、
2年の計算ドリル二冊を
直接書き込んで取り組んできましたが、
3年の計算ドリルは該当学年なので、
既習範囲を学校で使用するかもしれません。
そこで、3年の計算ドリルを解くための
新しいノートを用意しました。
ノートの表紙には、この後、姪っ子が
自分の名前を漢字で書いてくれました。
お手本を見ずに完全に自分で
名前を書けるようになっていて感激しました。
「自主学ノート」という名前にした理由は、
計算ドリルノートに限定せず、
教科書の問題や他で間違えた問題を解くなど
幅広い用途で使いたかったからです。
我が子の小学生時代を思い出すと、
3年生ぐらいから週末に
自主学習の宿題が出ていたと思います。
自主学ノートの宿題は結構大変ですが、
そういう宿題が出たときにはこのノートを
そのまま提出できるので、姪っ子も楽かと思います。
学習の遅れを取り戻すだけでなく
なんなら成績を上げちゃおう!
という思いです(⌒∇⌒)
ノートに計算ドリルの問題を移す作業は大変なので
しばらくは私が代行しようと思います。
慣れてきたら本人にやってもらってもいいですが、
それより今は
問題を解く練習をたくさんしてほしいので、
ただ写すだけの「作業」は
大人が代わりにやってもいい年齢だと思います。
問題を移すときには、
あえて黒ボールペンで書くようにしています。
間違えて消しゴムで消したときに
問題まで消えてしまうと、計算ミスにつながるので。
国語の学習について
今回から、一緒に取り組んできた読解ドリル
「わくわくストーリードリル どうぶつ」は、
姪っ子のお気に入りで、丸付けが大変しやすいため
宿題として一日一話、自宅で取り組んでもらうことに。
⇩わくわくストーリードリルについて詳しくは⇩
この日から我が家で一緒に取り組んだのは
「おはなしドリルきもちのおはなし 小学一年生」
です。これはとても良い教材で驚きました!!
【きもちのおはなし】は子どもの言葉を引きだす
第一話は入学式で緊張している一年生のお話で、
「こころぼそい」という気持ちについて学びました。
「心細いという気持ちはどんな気持ちか」
「どうして心細いのか」
そして「心細かったけど友達ができた後に、
重いと感じていたランドセルが軽く感じた」という話で
「なんで軽く感じたんだと思う?」と尋ねると
「ランドセルが軽くなったから」と答えました。
「ランドセルが勝手に軽くなったら怖くない?」
「お友達ができて楽しい気持ちになったから?」
「そうだよね。どんより重かった気持ちが軽く
なったから、ランドセルまで軽く感じたんだよね。」
といった具合に、会話がひろがりました。
さらに、自分の体験談を話してくれたり、
「こうだからこう思う」と、
姪っ子自身が語ってくれました。
私は聞き役に徹することで、
姪っ子の中にある(まだ拙い言葉ですが)
自分自身が考えた生み出した言葉を
たくさん引き出すことができ、
学びと気づきの多い時間となりました。
このドリルは、5歳の我が子用にも
もう一冊購入しようと思います。
我が子にも体験させたいと感じました。
⇩「きもちのおはなし」を取り入れたいと思った理由⇩
【はじめての論理国語】
初めての論理国語は、
6章の文の構造を理解するという単元で
主語・述語・目的語の役割を理解して
文中から主語・述語・目的語を抜き出しました。
答えがわかると5歳の我が子と姪っ子が
競い合うように2人とも答えたがるので、
かなりヒートアップしました(笑)。
⇩【はじめての論理国語】取り組みの様子⇩
国語の教科書は1年生からスタート
この日から始めたのが、国語の教科書の音読です。
算数をやっていて文章題が解けない原因が
国語にあることを感じたので、
一年生の国語の教科書から
言葉の意味をじっくり学び直そうと思いました。
まずは国語の教科書の一年上巻を
50ページまで一緒に音読しました。
我が子も小学生の頃はよく音読をしていました。
特に低学年の頃は音読の宿題が5回程度でしたが、
時間があったので5回、10回と
その日に頑張れるだけ読みました。
毎日聞いていると、こちらまで覚えてしまい
今日久しぶりに一年生の国語の教科書を読むと
我が子の頃と同じ題材が多くて
とても懐かしい気持ちになりました。
教科書の最初の頃に出てくる
「はなのみち」という作品で、
くまが見つけた袋には何かがいっぱい入っていて
りすに聞きに行ったところ、
袋を開けたら何もなかったのです。
袋に穴が空いていたのですね。
りすの家へ向かう道のりで、
少しずつ袋に入っていたものを
落として歩いていたのです。最後に
「ながいながいはなのいっぽんみちができました」
と締めくくられています。
そこで、「なんで花の一本道ができたの?」
「わかんない」
「くまさんの袋の中に何が入ってたの?」
「書いてないからわかんないよ」
「そうだね、書いてないよね。
でも何だと思う?間違っててもいいよ」
「わかんない」
「まいて花がさくってあれじゃない?お花の~」
「たね?」「うん、私もそう思う」
「温かい風が吹き始めましたって書いてあるけど、
季節はいつだと思う?」
「わかんない」
「温かいってことは冬かな?ちがう?」
「春?」
「そうだね。春になったから暖かくなって
落としていた種がお花に育ったのかもしれないね」
などと、字面だけを追って読んでいると、
意味まで理解せずに進んでしまいます。
なので、国語の教科書の本文の意味を
理解して読んでいるのかを確認しながら、
三年生の教科書に追いつけるように
教科書読みを続けていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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