ブログを読んでいただいた方から、
中1で漢検2級を取得した我が子が、
「5級から準2級までどのように
勉強を進めてきたのか詳しく知りたい」
とコメントをいただきました。
これまでの勉強方法を振り返りながら
書いてみようと思います。
なお、漢検2級については、
勉強の具体的な方法や過去問の点数など
詳しく写真付きで記事を公開していますので、
この記事では、省略させていただきます。
漢検のカテゴリよりお読みいただけます。
小6で5級⇒中1で2級を取得するまで
家庭学習を始めた当初(第一子小5の終わり)
何からやれば良いかの分からず悩みましたが
漢字検定や算数検定は到達度がはっきり分かり
試験日が決まっているため
学習計画を立てやすいことから、
まずはここから始めることに決めました。
漢検や算数検定は公式から問題集が出ているので、
教材選びもスムーズでした。
試験日を決めてから勉強スタート!!
勉強を始める前に、まず試験日を調べ、
年に3回の試験日程を書き出し、
どの回での合格を目指すかを一緒に考えました。
この頃は他にやることが少なかったため、
検定勉強に集中することができ、
2級の受験以外は一度も飛ばさずに
毎回試験を受けていました。
具体的には、小学6年の6月に5級、
11月に4級、翌年2月に3級を受験し、
中学1年の6月に準2級を受けました。
しかし、準2級から2級への勉強はかなり重たく
初めて試験を1回飛ばし、
中学1年の2月に2級に合格しました。
⇩漢検を初めて受けた頃の話はコチラ⇩
試験までの残り時間で逆算した計画を
試験日が決まっていると、残り時間から逆算して
「どの問題集を何周できるか」
「1日あたり何ページ進めれば計画が間に合うか」
を考え、学習計画が立てやすかったです。
5級や4級は比較的スムーズに進みましたが、
級が上がるごとに勉強は大変になりました。
特に中学生になると、定期テストなど予定が増え、
検定勉強に割ける時間が少なくなりました。
⇩各階級の出題漢字数についてはこちらに書きました⇩
漢検5級→準2級の勉強こうやりました
漢検の勉強を始めたのは、
現在中2の子が小5の終わり、
現在小6の子が小3の終わりでした。
それぞれ最初の受験は、
上の子が小6の6月に5級、
真ん中の子が小4の6月に7級を受験しました。
漢検5級までの勉強について
漢検5級までは、公式が出している
『いちまるとはじめよう』という薄い問題集を使用。
問題集に直接書き込まず、ノートに
2〜3周ほど繰り返し学習しました。
1日に取り組む量は「2日分」ずつ進めたようです
(ページ数は覚えていませんが、学習計画ノートに
毎日2日分進めている記録が残っています)。
また、過去問を解く際には、
1日1回分の過去問を解きました。
現在の中学生には少し多い量かもしれませんが、
小学生の頃は定期テストなど
他に勉強することが無かったので、
毎日この量をこなすことができたのだと思います。
学年相当の受験のため、既習漢字も多く、
特に苦労することはありませんでした。
最終的には過去問で仕上げました。
⇩漢検5級で使用した教材⇩
漢検4級の勉強について
漢検4級からは『いちまるとはじめよう』
のような薄い問題集がないため、
公式の『ステップ』という分厚い問題集を使用。
毎日、見開き2ページずつ進めた記録があります。
これを1周した後、過去問を1日1回分ずつ、
1回目から13回目まで約2週間かけて解きました。
過去問の点数は回によって多少の変動はあったものの
平均して180点前後を推移していたので、
4級までは比較的余裕を持って
受験できていたことがわかります。
⇩4級使用した教材⇩
漢検3級の勉強について
3級でも公式の『ステップ』を使用しましたが、
見開き1ページずつ進める形に変わりました。
家庭学習に慣れてきて、
他の教材にも時間を割く必要があったため、
漢検にかける時間を減らしていたのだと思います。
3級では、問題集を1周できないまま
試験日を迎えた記憶があります。
試験直前の過去問の点数も150~160点台と、
4級ほどの余裕はありませんでした。
特に四字熟語や熟語の難易度が高く、
この頃から「攻略が難しい!」
と感じ始めたことを覚えています。
この頃から、サポートが必要だと思い、
間違えた問題を別紙に集め、
トイレに貼って隙間時間に見直せるようにしました。
こうした工夫もあり、何とか一発で合格しましたが
かなりギリギリだった印象があります。
⇩3級で使用した教材⇩
漢検準2級の勉強について
準2級では、『ステップ』を使わない決断をしました。
中学生になり、3級の時点で『ステップ』やりきれず
学習計画に落とし込むのが難しく感じ、
攻略には工夫が必要だと思ったからです。
主に使用したのは、
13回分の過去問と、予想問題集です。
過去問のような内容ですが、少しだけ難易度が
易しく感じる問題が16回分収録されており、
実際の試験に近い形式で練習しました。
フリマアプリで入手したテキストを裁断し、
お風呂に貼って暗記用に利用する
という方法も取り入れました。
⇩お風呂教材に作り変える様子はコチラ⇩
過去問と予想問題集を中心に進めましたが、
出題漢字が多く、熟語も難解で
点数が思うように伸びなかったため、
試験直前に「7日間完成直前対策ドリル」
という薄い問題集を導入。
細かいとめはらいにも注意を払うために
筆ペンで書く取り組みもしていました。
コピーを取る際には拡大コピーをして
難しさを軽減させる工夫もしていました。
この問題集でわからない漢字だけを
ルーズリーフに書き出し、
それに集中して暗記するスタイルを構築しました。
この勉強法は、現在も定期テスト前に活用しており
我が家の定番となっています。
⇩漢検準2級で使用した教材⇩
漢検2級について
2級では、こちらの3冊を使用しました。
2級については、既に他の記事で
写真付きで詳しく書いているため、
この記事では省略します。
⇩漢検2級の猛勉強中に書いてきた記事です⇩
合格の近道のやり方は?
楽に合格する方法なんてないのかもしれません。
結局は書いて⇒間違えて⇒覚え直して
の繰り返しで点数を上げていくのですから
しかし、我が子が漢検の勉強をしてきた
約二年間を見てきて思うのは
近道はなくても遠回りはあるということ!!
いっぱい遠回りをしてきました。
あのやり方は効率が悪かったなとか
今から思えばたくさんあります。
例えば子ども任せにした丸つけがいい加減であったとか
かといって、親が丸つけや添削を丁寧にしてしまうと
子ども自身に間違えた意識がないので
点数が上がりにくかったりだとか
既にわかる漢字まで何度も繰り返すことで
作業量が多くなり肝心の書けない漢字は
いつまでもかけないままであったりとか
非効率的な勉強を繰り返してきて
階級が上がることに少しずつ
余計なことを削ぎ落とし、効率の良い勉強が
できるようになってきたように思います( *´艸`)
最短ルートは、自分専用教材を作ること
これから漢検に挑戦する
このブログにたどり着いてくださった方には、
ぜひ最短ルートで合格していただきたいです。
そこで、我が家で実践して一番効果があったと感じた
勉強法を最後に紹介したいと思います。
それは「自分専用の教材を作ること」です。
具体的な手順としては、まず問題集を1周して、
正しく書けた漢字はもう復習しません。
(過去問では、出会うのでご安心ください)
間違えた漢字だけをルーズリーフに、
オレンジのペンを使って暗記用に書き出します。
⇩赤シートで完全に消えるおススメはコチラ⇩
その後は試験前日まで、
この間違えた漢字を赤シートで隠して暗記!
をひたすら繰り返します。
間違えた箇所だけを効率よく復習することで、
過去問の点数もどんどん伸びていきます。
特に、忙しい中高生にはおすすめの方法です。
自分が苦手な箇所だけを集めたものなので、
ボロボロになるまで毎日目を通すことが大切です。
忙しくて過去問や問題集に手が回らない日でも、
この教材さえしっかり反復しておけば、
驚くほど点数が上がります。
過去問もやる度に間違えた問題は
ルーズリーフに書き足してください!!
自分専用ルーズリーフがどんどん分厚くなりますが
毎日やっていると周回スピードも速くなります。
何よりも、苦手な漢字をひたすら
攻略することが合格への最短ルートです。
漢検は国語の成績上がります!
漢検に挑戦することにはメリットがあります。
始めた頃は、賞状をもらえることや
子どもに自信がつくことを期待していましたが、
実際に2級に合格してみてわかったのは、
漢検の勉強は
単に漢字を覚えるだけではないということです。
過去問を繰り返すうちに、
知らなかった漢字や言葉が文章語と頭に入り、
語彙力が驚くほど伸びます。読解力も向上し、
国語の成績や偏差値が大きく伸びてきたのは、
この漢検勉強の成果もあると感じています。
⇩国語偏差値がジワジワ上がり安定してきました⇩
OKグーグル!のノリでクラスメートに漢字を聞かれる
また、中学校でも、
クラスメイトがわからない漢字があれば
すぐにうちの子に聞いてくるほど、
漢字に関しては「この子に聞けば解決する」
と認識されています。
漢検2級までの漢字を習得していると、
本や新聞、さらには歌の歌詞に出てくる難しい漢字も
ほとんど不自由なく読めるようになります。
ぜひ、漢検に挑戦し、合格目指して頑張ってください。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
コメント